昨今、医学・医療の分野では、"全人的医療"の重要性が叫ばれています。患者の病気だけを診るのではなく、個別の歴史を背負った"病む人"として全人的に診療していく―この重要性をいち早く認識し、実践してきたのが心療内科です。
現代社会には様々なストレスが存在しています。仕事の問題や家庭の問題、等々、ストレスを引き起こす原因は多岐にわたり、その感じ方も人によって大きく変わります。過度なストレスは、こころや身体の健康に影響し、病気の発症や悪化につながることがあります。一方、ストレスがあっても上手につきあうことで健康の維持、増進ができます。一般的な内科的治療を行っても症状のコントロールができずに日常生活が困難になっている方、食生活や生活習慣改善の必要性を理解しているけれども実行できず途方に暮れている方、まさか自分の症状にストレスが関係しているとは夢にも思っていない方、心療内科を受診してみませんか。
"Stress is the spice of life.
ストレスは人生のスパイスである-ハンス・セリエ"
生きているかぎりストレスは避けられません。ストレスを正面から受け止め、積極的に取り組むことは、健康の維持・増進ばかりでなく、より豊かな人生につながるでしょう。