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本学会について

理事長挨拶

認定NPO法人日本心療内科学会理事長に就任して

2016年10月より中井吉英先生の後を受けて日本心療内科学会理事長に就任しました。私は、1973年(昭和48年)卒業後、すぐに九州大学心療内科に入局しました。当時の教授は故池見酉次郎先生でした。それ以来、初期研修、その後、精神神経免疫の基礎研究、呼吸器・アレルギーの臨床、心療内科の臨床、心身相関の基礎・臨床研究、心身医学関連の学会活動等、43年間に渡り心療内科、心身医学に取り組んで参りました。この間、心療内科や心身医学をめぐる変遷について体験してきています。第一世代の故池見酉次郎先生や故石川中先生、故桂戴作先生達、第二世代の中川哲也先生、筒井末春先生、吾郷晋浩先生、末松弘行先生等、そして私は中井吉英先生、久保木富房先生、山岡昌之先生や坪井康次先生達と同じ第三世代であります。私たち、第三世代も大学の定年の時期を迎えており、第四世代の人達にうまくバトンタッチしていくことが重要です。その役割を担っていきたいと思います。

日本心療内科学会の設立

日本心療内科学会は1996年に創設され、2015年に創立20周年を迎えました。設立当時のことを覚えています。日本心身医学会の内科医のメンバーを中心に運営されていた呼吸器心身医学研究会、循環器心身医学研究会、消化器PSM研究会の存続が諸般の事情で困難になり、これらの研究会の人たちが一同に会する学会を設立することと保険診療の請求増の為には学会が多い方が良いということで故桂戴作先生が中心となり、日本心療内科学会が設立されました。それ以来、多くの方々の努力で現在まで発展してきました。

日本心療内科学会を取り巻く課題

1.学会の活性化と会員数の増加

日本心療内科学会の会員数はこのところ増加が見られません。特に、若い人の入会が少ないようです。会員増加と学会の活性化のためには、各種委員会が年度計画を作り、それを確実に実行していくことが求められます。学会を発展させる為には、戦略が必要です。

2.専門医制度

標榜科名としては、2009年に「心療内科」が当時の厚生省に認可されました。日本心療内科学会は日本心身医学会と共同で協力し、心療内科専門医について取得するため、合同心療内科専門医制度委員会を立ち上げ、専門医試験も共同で行われるようになりました。現在、新たな専門医制度認定機構が発足し、国のレベルでの専門医制度が検討されています。心療内科専門医は内科専門医を基本領域とし、内科サブスペシャリティとして認められるように、日本内科学会認定医制度審議会に働きかけ、ヒアリングに参加しています。制度の施行は一年延期されましたが、今年度中には決まる予定です。

3.保険診療点数

うつ病に対する認知行動療法や神経性やせ症に対する栄養指導管理料は保険診療として認められてきましたが、心身医学療法は外来初診時110点、再診80点と相変わらず低い状態が続いています。医療経済的に成り立つためにも心身医学療法を、アップすることが若い人達を惹き付けることにもなります。

4.教育・研究

心療内科医の活躍する領域はサイコオンコロジー・緩和医療、災害医療、総合診療、医学教育、ストレス・マネージメント、メンタルヘルス、プライマリ・ケア等へと広がっていますが、これらを医学教育や研究を進めていく必要があります。いろいろな方法を使って、広く広報していくことも重要です。

日本心身医学会とは学会の主力メンバーがほぼ重複しているため、住み分けともに協調して活動することが重要です。

これまでの経験を生かして、日本心療内科学会の発展に寄与したいと考えております。皆様方のご支援、ご鞭撻をどうかよろしくお願い申し上げます。

2016年10月

特定非営利活動法人 日本心療内科学会 理事長 久保 千春

特定非営利活動法人 日本心療内科学会 事務局
〒272-0827 千葉県市川市国府台3-2-20 エルカーサ103 FAX:047-374-8302 E-mail:jspim@nifty.com
※お問い合わせはメールまたはFAXでお願いします。

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